作品紹介
RXマイコンを使った通信モニタの製作(4)
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RX62Nマイコンを使った通信モニタの製作、続きです。
11.通信モニタの組み立て

11-1.基板の製作

下の写真は製作した基板です。基板の大きさはメイン基板が113 mm×155mm、キー基板が98 mm×135mmで、2枚とも1/10インチピッチのユニバーサル基板を使用しています。
RX62Nマイコン基板は、ピンヘッダとピンソケットでメイン基板に実装しています。このRX62Nマイコン基板は、初期状態でUSBから電源を供給するようになっていますが、不要なのでJP1をカットしておきます。また、このマイコン基板は別途発売されている拡張ボードWKLCD-62N(若松通商)用に作られているらしく、そのピン配置に整然としない部分があります。
SRAMや74VHC14などのロジックICは表面実装パッケージなので、見栄えは良くありませんが変換基板を使用して実装しました。
キー基板にあるLEDの黒いホルダのように見えるものは、2mm厚黒色アクリル板を2枚貼り合わせて作った、手作りのLEDホルダ風スペーサーです。
キーボードに使用しているプッシュスイッチは、キートップにインスタントレタリング(転写文字)で文字を入れて保護用透明フィルムを貼ったものです。

メイン基板
(a)メイン基板

キー基板
(b)キー基板

11-2.ケースの製作

ケースは、完成時の大きさが縦200mm×横170mm×高46mm(突起部除く)で、上・下ケースと前面・後面パネルから構成されていています。
ケースはすべて1mm厚のアルミ板を加工して手作りしました。なお、上ケース(カバー)にある液晶ディスプレイの表示窓は、2mm厚の透明アクリル板を貼り付けて作ったものです。上ケースや前面・後面パネルに入っている文字は、塗装後にインスタントレタリングで入れたものです。
前面パネルからわかるように、各インタフェースの接続には、一般によく見かけるねじ止め式の端子台を使っています。コネクタあるいはワンタッチ端子台の方が使いやすいのですが、適当なものが見つからなかったため端子台を使用しました。
ACアダプタを使うため内部に電源回路はないのですが、端子台や電源スイッチなどのパネル付けの部品を使用したこともあって、ケースは少々大きめです。

端子パネル 電源スイッチパネル
前面・端子パネル            後面・スイッチパネル
底板 上ケース
下ケース(底板)             上ケース(カバー)
メイン基板実装写真 キー基板実装写真
ケースを組み立てメイン基板と液晶を実装         キー基板を実装      

11-3.USBポートの取り付け

前記の写真ではUSBコネクタの取り付け部分がよくわからないので、改めて説明します。
RX62Nマイコン基板はケース中央付近に実装しているので、基板にあるマイクロUSBコネクタを直接外部から使用することができません。そこで、下記の写真左に示す短いUSB延長ケーブルを作り、写真右のようにケース右側まで引き出しました。ちなみに、この延長によって取り付けたUSBコネクタは標準サイズのBコネクタです。
USBの延長ケーブル USBコネクタの取り付け状態
製作したUSB延長ケーブル           USB標準Bコネクタの取り付け

USBコネクタの外観
完成したUSBポート  

11-4.組み立て完了

下の写真は完成した通信モニタです。

外観
完成状態

12.プログラム差し上げます

もし万が一、この通信モニタを製作した人がいて、もしもプログラムファイルが欲しいという人がいましたら無料でお送りします(ロードモジュール“xxxxx.mot”のみ)。こちらから「氏名,送付先メールアドレス,ご意見・希望のソフト」を書いてお送りください。
マイコンのフラッシュメモリへの書き込みについては、E1エミュレータあるいはフラッシュ書き込みツールをご自身でご用意ください。
プログラムの提供は終了しました。

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